水曜日 21 7月 2021, 14:50

リンダールとブラックステニウスがチームをけん引

  •スウェーデンが強豪アメリカを五輪2大会連続で撃破   •2016年のリオでは守備的スタイルだったが、東京では3-0で圧倒   •リンダールと2得点のスティナ・ブラックステニウスが語る 前回のリオ2016において、スウェーデンがアメリカを下した時のヒロインは、ゴールキーパーのヘドヴィグ・リンダールだった。120分間に渡って敵の猛攻を防ぎに防ぎ、最終的にアレックス・モーガンのPKを止め、チームを勝利に導いた。

一方、東京2020では、38歳のベテランはFIFA女子ワールドカップ™連覇中の世界王者相手にクリーンシートをキープ。同時にスウェーデンのアスリートとしては初めて、5大会連続オリンピック出場の自国新記録を作った。とはいえ、この日スポットライトが当たったのはリンダールではなかった。

中心は、スウェーデンの攻撃的なスタイルだった。対戦相手のヴラトコ・アンドノフスキ監督率いるアメリカは、2年間にわたり23戦連続負け知らずだった。そのチームを3ゴールで圧倒したのだ。

5年前、当時のアメリカ代表正GKホープ・ソロはスウェーデンの守備的なプレースタイルを「意気地なし」と批判した。だがこの日は、ミーガン・ラピノーの「完全にやられた」という言葉が表すように、スウェーデンはアメリカを圧倒した。

FIFA.comの取材に応じたリンダールは、「(前回大会からの)私たちの成長ぶりが分かってもらえたと思います」と力強く話した。「コーチ陣からはこのスタイルでプレーするように指導されてきて、それが功を奏しました。何よりしっかりと結果になって表れました」。

攻撃的なサッカーへの転向によって、最も大きな恩恵を受けているのは攻撃陣である。2ゴールを決めたスティナ・ブラックステニウスは試合後、「本音を言えばあと最低2点は取れたはず」と述べている。チャンスが次から次へと訪れるチームでプレーするのは、どんな気分なのだろう。

「このチームでプレーするのは最高です。これ以上のチームでプレーすることなんて、正直想像できないません。そんなチームの一員でいられることを誇りに思いますし、チームのプレーぶりも誇りに感じます」。ブラックステニウスは笑顔でそう語った。

「自分たちのサッカーを発達させ、プレースタイルも大きく向上しました。個々の能力も非常に高く、みんなが、お互いの持ってない部分を補完し合っています」

リンダールはオリンピック5度出場のオリンピアンであると同時に、女子ワールドカップ™にも5回出場。成功も数多く味わい、抜群の経験を誇る世界有数の選手である。そんな彼女は今回のこの試合をどのように感じたのか。自身のキャリアのハイライトの一つとなる試合だったのか。

「最高の試合かと聞かれると、答えは難しいですね。アメリカ相手に、あそこまでチャンスを作り出して圧倒したのは、簡単なことではないですから、特別なことではあります」

「ただ、これはまだグループステージの試合です。より満足感を出るのは、大会終盤でのビッグマッチになるでしょう。今大会で自分たちが目指すところに到達するまでには、まだ多くの試合をこなさなければなりません」と守護神は語り、次戦へと気持ちを引き締めていた。