土曜日 24 7月 2021, 10:24

アレクシス・ベガ:「6試合を戦うためにやってきた」

  ・メキシコはTOKYO 2020の初戦フランス戦で白星スタート   ・アレクシス・ベガとメキシコ代表の目標はメダル獲得   ・「メキシコは歴史を作る意欲に満ちている」

東京2020の初戦でメキシコは前半、フランスのディフェンスをこじ開けることができなかった。決定機は何度かゴールキーパーに阻まれた。また、運に見放されたかのように数センチの差でシュートがゴールに嫌われ、絶望感が漂っていた。 FIFA.comの独占インタビューに答えてくれたアレクシス・ベガは次のように振り返る。 「前半は両チームとも試合のリズムに入るのに苦労していました。僕たちは選手間の距離がつかめてなくて、練習通りにプレーできていませんでした」

FIFA COVERAGE - Mexico v France: Men's Football - Olympics: Day -1

だが、そのような時にこそリーダーの真価が問われる。チームメートを鼓舞し、的確なパスや予想外の動きで攻撃陣をけん引する。ベガもそういった選手のひとりだ。 「何度か怪我をしたことで、成長が少し早まりました。物事を違った角度から見て、自分を高めることができるようになりました。でも、オリンピック出場はチームメートのおかげです。彼らがすべてをやりやすくしてくれているので、ピッチ上でとても気分よくプレーできています」 主審が前半終了の笛を吹くと、メキシコのハイメ・ロザーノ監督はハーフタイム中に選手たちに励ましの言葉をかけた。 「監督からは、いいプレーをしているけれど、距離が離れすぎることがあると指摘されました。もっとコンパクトに、アグレッシブになる必要があったのです。後半はそのように修正できました」

FIFA COVERAGE - Mexico v France: Men's Football - Olympics: Day -1

ゴールラッシュ メキシコがプレースタイルを変えると、後半開始2分にベガが均衡を破る。それがゴールラッシュの引き金となった。 「ポゼッションを取り戻し、自分たちのプレーができるようになったので、結果を出すことができました。とてもタイトな試合になると思っていましたが、チャンスを何度も作り出し、決めることができました」 「それは、東京に来る前から取り組んでいたことです。コーチングスタッフはビデオを見せてくれて、やるべきことの理解に必要なものをすべて与えてくれました。あとは選手が試合で正しい判断を下すだけです」 初戦の教訓を生かしつつ、メキシコの目線は開催国日本との次戦に向いている。 「日本は最もタフな相手になるでしょう。ホームチームであり、非常に優れたサッカーをします。どうすれば日本を苦しめることができるのかを考えながら、彼らを見てきました。ただ、自分たちのサッカーを継続できれば、きっと素晴らしい試合になるはずです」 日本戦に向けて準備するメキシコは、優勝候補の常連フランス戦での大量ゴールに浮かれてはいない。 「謙虚に取り組んでいきます。選手の一人ひとりが献身的になり、全員がそれぞれの役割を果たすことが重要です。オリンピックは始まったばかりで、まだ何も勝ち取ってはいません。結果を出すためには、地に足をつけなければなりません。6試合を戦うためにここに来たのですから」

メキシコは今大会で十分に実力を示しており、ロンドン2012の偉業を再現しようとしている。「パンデミックの影響で通常のオリンピックとは異なっていますが、それでも素晴らしい大会となっており、歴史に残ることでしょう。オリンピック選手村ではすべてが素晴らしいです。みんなとても優しく接してくれますし、さまざまな種目のアスリートたちとの交流も楽しんでいます。スタジアムには観客がいませんが、遠くから応援してくれているはずです」 ベガは、ピッチ上でのパフォーマンス同様の力強いメッセージでインタビューを締めくくった。「メキシコのストロングポイントは、インテンシティの高いプレーをして、相手に大きなプレッシャーをかけることです。僕たちはコンパクトなチームで、選手間の波長が合っています。ダイレクトなプレーを好み、カウンターアタックも得意です。ゴール前では決定的な仕事をします。僕たちは、歴史を作る意欲に燃えています」